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皮膚科で手汗を治療 4つの手汗治療法

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手汗は皮膚科で治すことが出来ます。
完全に治るのには時間がかかりますが。

皮膚科を利用する手汗の治療には、手術を行ったり、投薬治療を行ったり、ボトックス駐車を行ったり……とさまざまな方法があります。
それでは具体的に、どのような治療法があるのかをご紹介したいと思います。

皮膚科での手汗治療法

  • 薬物療法(神経遮断薬やアルミニウム配合の外用制汗剤)
  • イオントフォーレシス
  • ボトックス注射
  • 胸部交感神経遮断手、ETS手術

 

参考四谷メディカルキューブ

参考広尾プライム皮膚科

現在、日本の皮膚科では上記4つの方法が主な手汗の治療法とされています。
ちなみに、この治療には順序があり、「手汗を治したいから!」と強く願っても、いきなりボトックス注射や外科手術を受けられるということはありません。
(病院によってはいきなり行ってくれる所もあるかも知れませんが……)

基本的には診察ガイドラインを参考に以下の順で、治療が行われます。

薬物療法・イオンフォーレシス ➞ ボトックス注射 ➞ 胸部交感神経遮断手(ETS手術)

ズバリ、胸部交感神経遮断手は最終手段であり、手汗の改善効果は高く永久的な効果も期待出来るのですが副作用も大きく、決してメリットばかりではありません。
そのことはしっかりと覚えておいてください。
出来れば外科手術を用いず投薬だけで治るのがベスト!

それでは、それぞれの治療法について詳しくご紹介したいと思います。

まずは薬物療法で手汗を治療します!

皮膚科では、診察ガイドラインにそって、まずは薬物療法によって手汗の治療を行います。

この時に用いられる治療薬が以下の通りです。

 

  • 神経遮断薬(抗コリン剤・臭化プロパンテリン)
  • 塩化アルミニウム液

 

まず「抗コリン剤」「臭化プロパンテリン」と呼ばれる内服薬を服用し、手から汗が出てしまう根本的な原因である「交換神経の高ぶり」を、抑え手から汗をかきにくくします。

ただし、こちらの薬には副作用があり、抗コリン剤には《便秘・排尿障害》などの副作用があり、臭化プロパンテリンには《視調節障害・口が渇く・動悸》などの副作用の可能性があります。

このように治療薬、特に内服薬は副作用が強く出てしまうため病院によっては、治療薬を進めないところもあるほど。

次の方法である「塩化アルミニウム液」は、塗り薬です。
塩化アルミニウムの小さな粒子が汗腺に蓋をし、直接的に手汗を出にくくします。

軽度の手汗であれば、塩化アルミニウム液で完治することがあります。
なお、副作用としては《かぶれ・かゆみ》などの症状が出てしまうことも。

また塗り薬という性質上、塗った後にしばらく手汗が出ないように、安静にしておく必要があるなど、やや使用が面倒という難点があります。

イオントフォーレシスで身体に負担が少ない治療を!

皮膚科による手汗治療として、ポピュラーなものが「イオントフォーレシス」です。
欧米では、イオントフォーレシスによる手汗治療が一般的だそうです。

イオントフォーレシスは特殊な装置を用いて、微弱な電流を1日15分(片わき)流し、手の汗腺をイオンの粒子で塞ぎ、手から出る汗を抑えるという治療法です。
ただし、効果の持続時間が数日から数週間と短め。週に1回以上は都度通院処置が必要となります。

また塩化アルミニウム液と同じく、イオントフォーレシスの副作用として《かゆみ・かぶれ》があげられます。

参考:すみクリニック

ボトックス注射で、汗を出さない手になれる!

イオントフォーレシスよりも、さらに直接的な施術が「ボトックス注射」です。
美容整形などでも、用いられることがあるボトックス注射をすることによって、発汗を促すアセチルコリン放出を抑制し、手から汗を根本的にかきづらくします。

しかも、一度の注射で効果が長~く続きやすく、半年ほどは通院する必要はありません。

ただし、今の所保険適用外であり、お値段はちょっと高め。
一応、副作用はほとんど出ることはありません。注射後に内出血が見られるぐらいのことはありますが。

参考:高須クリニック

胸部交感神経遮断手、ETS手術は効果を永久的に実感しやすいけれど……

ボトックス注射でも、手汗を抑制することが出来なかった……という場合。
“最終手段”として行われるのが胸部交感神経遮断手、ETS手術です。

手汗も、含めえ汗をかいてしまう原因の1つは交感神経が優位になってしまうからです。
この2つの手術は外科的に胸部にある交感神経を切断してしまい、根本的に手から汗をかかなくするという手術のことで。

根本的に手汗をかかなくすることが出来ますが、胸部交感神経遮断手は胸を切り開く必要があるため、全身麻酔が必要です。
またETS手術は内視鏡を用いて、手のひらの発汗神経を遮断しますが、こちらも麻酔が必須。

なお、どちらの手術を行ったとしても、副作用として他の部位からの発汗が生じる可能性が高く、手から汗はかかなくなったものの、太もも部分や背中部分から、手汗のかわり(代償性発汗)に過剰に汗をかいてしまうことがあります。

参考:高須クリニック

残念ながらボトックス注射・手術以外の方法は手汗治療に時間がかかります……

皮膚科で行われる手汗の治療に関してご紹介させて頂きました。
ただ、残念ながらボトックス注射や外科的手術以外は、手汗治療に時間がかかります。

そう今日治療すれば、明日治るというモノではありません。

しかし、手汗ケアならケア用品を使ったそのひから手から汗をかかなくすることが出来るので、手汗で悩んでいるのなら皮膚科の治療も大切ですが、手汗ケアも同時進行で進めて行きましょう!

 

※もっと手汗について詳しく知り場合は、手汗対策に関して詳しく説明した記事がありますので、読んでみてください。

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