塩化アルミニウムを使った手汗対策について以前
「手汗に悩まなくていい毎日へ！手汗の原因・対策・治療法」
の記事の中で少しお話しました。
塩化アルミニウムを使った手汗対策は、肌荒れや痒み(かゆみ)にもつながるので注意が必要だともお話しました。
では、どのように使えば、より安全に塩化アルミニウムを使うことができるのか、大切なパッチテストについてもお話します。
塩化アルミニウムを使って起こる可能性のある副作用
塩化アルミニウムを手汗対策に使うと、痒み(かゆみ)や、かぶれなどの副作用が起こる可能性があります。
しかし、その炎症から別の病気、特に手汗の多い人は汗疱状湿疹(かんぽうじょうしっしん)という、水ぶくれが破けたような症状の病気を発症することもあります。(塩化アルミニウムを使わなくても汗疱状湿疹になりことももちろんあります。)
少し荒れるぐらいなら大丈夫かな？って言って単純に考えていると痛い目にあうかもしれません。
まずはパッチテストをして、肌荒れが起こらないか判断してから、正しい方法で塩化アルミニウムを使いましょう。
手汗対策としての塩化アルミニウムの使い方
手汗対策として塩化アルミニウムを使うなら、効果的で正しい使い方を知っておきましょう。
手汗対策で塩化アルミニウムを使うなら、効果的なのが、密封法。
通常は手に塩化アルミニウムを塗ってそのまま放置するのですが、密封法は、より効果を高めるために、ビニール手袋と綿手袋の2種類の手袋を使います。
塩化アルミニウムを使った手汗対策（密封法）に必要な道具
【道具一覧】
•塩化アルミニウム溶液
•コットン
•ビニール手袋
•綿手袋
•輪ゴム
塩化アルミニウム溶液の使い方
まずは最初に一番大事なパッチテストを行います。
やり方は簡単で、
①手のひらの一部分だけに塩化アルミニウムを塗る
②塩化アルミニウムを塗った部分にセロハンテープを貼る
③2時間ほどそのまま放置
④セロハンテープをはがして、痒みやかぶれが起こっていないか確認。
パッチテストとして行うのはこれだけ。
手のひらだとセロハンテープがくっつかない、すぐにはがれてしまう。
そんな方は、腕でテストしても大丈夫です。
(腕だと、セロハンテープをはがした際に毛が抜けて少しかぶれますが、その程度なら大丈夫です。)
塩化アルミニウム溶液の使い方の手順
①塩化アルミニウムをコットンにたっぷりと染み込ませる
②手のひら全体に塩化アルミニウムを塗る
(塗って、乾かして、また塗ってと、2〜3回繰り返して、よく手のひらに馴染ませましょう。トントントンと、叩くように塗ると手のひらに染み込みやすいです。)
③ビニール手袋を着用
④手首の部分に輪ゴムを緩めに巻く(※血が止まってしまわないように注意しましょう！)
⑤ビニール手袋の上から綿手袋を着用
⑥そのまま寝る
⑦朝起きてから手を洗う(ベタベタや臭いが気になる場合はハンドソープや石鹸を使っても大丈夫です。)
以上が塩化アルミニウム溶液の使い方の手順です。
塩化アルミニウム溶液は薬局でしか買えない？市販で売ってる？
塩化アルミニウム溶液は、病院で処方してもらったり、薬局で手に入れることもできますが、Amazonなどのネットでも市販されています。
Amazonで買える塩化アルミニウム溶液の中でもメジャーで人気な商品が2つあります。
オドレミンは塩化アルミニウム濃度13%。
テノール液は3.9%です。
オドレミンの方が濃度が高いので、その分の効果も期待できそうですが、それだけ濃い濃度の液を使うというとこは副作用も起こりやすいです。
パッチテストでも何とも無かった人はオドレミンでも良いかもしれませんが、テストで少し肌荒れした方など、不安のある方はまずはテノール液を使って様子を見ましょう。
あなたの手汗レベルは塩化アルミニウムが効くレベル？
あなたの手汗は何レベルですか？
手汗には3段階のレベルがあります。
レベル①：手のひらが汗で湿る程度
レベル②：手のひらに汗の水玉ができるが、垂れるほど出ないもの
レベル③：手のひらから汗が垂れることがある。
引用：北里大学病院
塩化アルミニウムはレベル①やレベル②の方には比較的有効だと言われています。
しかし、レベル③の方は、そこまで塩化アルミニウムの効果を実感できないという方が多いです。
塩化アルミニウムが効かない場合
手汗レベル③の方を含め、塩化アルミニウムが効かない方は次のうちのどれかに当てはまることが多いです。
•手汗レベル③(重度の手掌多汗症)
•塩化アルミニウム溶液が古くなって劣化している
•そもそも塩化アルミニウムが効きにくい体質
•塩化アルミニウムに慣れてしまって効かなくなってきてる
•塩化アルミニウムの使い方が間違っている
•持続時間の勘違い(1日〜長くても2日程度)
塩化アルミニウムが効かない人や、肌荒れがひどくて使えない人は、、、
塩化アルミニウムが効かなかったり、肌荒れがひどくて塩化アルミニウムを使えないから手汗対策がてきないかというと、そんなことは全くありません。
塩化アルミニウムが含まれていなくても手汗対策に使える商品はたくさんあります。
しかも、塩化アルミニウムを含んでいる商品よりも効果を実感できたと評判の商品があるので、その中でも特におすすめできるものを4つほど紹介します。
【TESARAN(テサラン)】「効果」「内容量」「価格」の全てで満足できる商品。
手汗対策商品は、使うと肌荒れする商品も多くある中、テサランは保湿成分も配合されているので、大人から子供まで安心して使える商品。
雑誌でも紹介されるほど人気で、口コミも◎。
| 総合評価 | |
|---|---|
| 価格 | |
| タイプ | クリームタイプ |
| 特徴 | 大人から子供まで安心して使える。 365日返金保証付き。 １本で3カ月間使えてコスパも◎。 楽天・Amazon・Yahooショッピング全てで１位を獲得。 |
【フレナーラ】全体的に女性向けにデザインされた商品のため、総合評価はマイナス0.5。
ただし、女性にも満足されるような、肌に優しい成分をふんだんに使用。
女性向けのデザインでも気にならない方はもちろん、肌が弱い男性にもおすすめ。
| 総合評価 | |
|---|---|
| 価格 | 定期コースによって価格は変動。 |
| タイプ | ジェルタイプ |
| 特徴 | モンドセレクション銀賞受章。 180日間返金保証。 |
【ファリネ】価格が他の商品と比べて少しお高めなのでマイナス0.5。
しかし、その分、効果の期待大。
「パウダータイプ」が人気のヒミツ。
パウダーが手のひらの細かい汗腺やしわに密着するので、隅々まで手汗をカバー。
| 総合評価 | |
|---|---|
| 価格 | 定期コース初回のみ2667円（税抜） |
| タイプ | パウダータイプ |
| 特徴 | モンドセレクション銀賞受章。 パウダータイプなので、手のひらの細かい汗腺やしわに密着。 |
【デトランスα】手汗に対する効果が期待できる塩化アルミニウムの含有率が２５％もあるが、塩化アルミニウムは肌荒れにもつながるので要注意。
しかも、海外製品ということもあり、肌に良い成分などは配合されていないので、肌荒れにつながったという口コミもある。
「とても効果があった」という口コミと、「肌荒れした」という口コミに分かれる商品。
| 総合評価 | |
|---|---|
| 価格 | 2900円（海外通販のため消費税なし） |
| タイプ | ローションタイプ |
| 特徴 | 医療先進国デンマーク発祥。 毎日先着100名にデオソープがおまけでプレゼント。 |
| 総合評価 | |
|---|---|
| 価格 | 定期コース初回4800円（税抜） |
| タイプ | サプリメントタイプ |
| 特徴 | 「４種類の汗ケア成分」「４種類の消臭成分」だけでなく美容成分までも配合。 180日間返金保証。 |
まとめ
塩化アルミニウムを使った手汗対策は、軽度の手汗（レベル１や２）には有効な場合もあるし、自宅でもできる対策です。
しかし、副作用などにも注意が必要なので、不安な場合は医師に相談したり、塩化アルミニウムを含まない手汗対策商品を使ったりと、自分に合った形で対策をしていきましょう。
※もっと手汗について詳しく知り場合は、手汗対策に関して詳しく説明した記事がありますので、読んでみてください。
