普段何気なく食べているものが原因で、手汗をかきやすくなっているって、ご存知でしたか?
実は手汗って、私たちが食べている「香辛料」「肉類」「牛乳」などが原因で、出やすくなってしまうことがあるんです!
手汗と食べ物の関係 ~食生活が原因で手汗をかくメカニズム~
- 手汗が出やすくなる食べ物を食べる
- 身体が食べたモノを消化しようとする
- 胃腸が活発に動くことにより、体温が上がる
- 体温を下げようと汗が分泌される
- 手のひらから手汗が分泌される
もはや日本人の食の欧米化は避けられず、毎日食べる「香辛料」「肉類」「牛乳」などが原因で、手汗をかきやすくなってしまいます。
この場合の手汗は“体温を下げる”ための手汗であり、食べてしばらくすると自然と手汗は少なくなって行きます。
(逆に言えば「そうめん」や「かき氷」などを食べると、身体全体の汗も手汗もかきにくくなります)
食べ物が原因で手汗をかきやすくなる原因は体温調整のせい!
私たちの身体は、食べることによってもカロリーを消費します。
余談ではありますが、私たちの基礎代謝(1日のカロリー消費量)の10%は食べたものを消費する「食事誘導性熱代謝」と言われています。
私たちはあまり意識しませんが、食べているだけでカロリーを消費しており、「食べてカロリーを消費する」ということは、身体が熱を帯びているということでもあります。
特に「肉類」は、胃腸で消化するのに時間がかかるため、消費するカロリーが多いため、汗をかきやすくなります。
手汗のメカニズムを知ることで手汗をかいにくく出来るんです!
肉や乳製品などを食べることで、汗をかきやすくなりますが、手汗を書きやすい人の場合「何かを食べたこと」がきっかけで手汗「ドバーッ」と出て来てしまうことがあります。
つまり、会議や彼女とのデート中に手汗が気になる方は、
《手汗が気になる場面の前に食事をしない》ということで、手汗を大事な場面にかきにくくなります。
ただし、必ずしも食事を取らなければ手汗をかかないというワケではありません。
手汗をいっぱいかいてしまう原因は、食事だけでなく、ストレスや体質、自律神経の乱れなどさまざま。
あくまで食事による手汗は、要因の1つだということをお忘れなく。
手汗が気になる人必見! 手汗をかきやすくする食生活
- 香辛料(トウガラシなど)
- 薬味系(ネギ・にんにく・ショウガなど)
- 発酵食品(キムチ・納豆など)
- 肉類(鶏肉・豚肉・牛肉)
- 乳製品(牛乳・チーズ)
- ラーメン(温かいスープ類)
- 温かい飲み物(特にコーヒー)
- エナジー系飲料(レッドブルやリポビタンDなど)
- 鍋物 など
手汗も普通の汗と同じく、体温を下げるために分泌されます。
上記のような食べ物は、体温を上げやすかったり、食べ物を消化するのにカロリーを消費しやすかったりするため、これらの食品を食べると必然的に手汗をかきやすくなります。
そのため、身体を温める効果がある香辛料や薬味、発酵食品などは汗をかきやすくするし、肉などの消化に悪いものも、手汗をかきやすくなります。
当然、言わずもがなですがラーメンや鍋物など、身体を直接温める食べ物は手汗をかきやすくなります。
そして、意外に思われるかも知れませんが、カフェインを多く含む、コーヒーやエナジーも手汗をかきやすくなるって、ご存知でしたか?
カフェイン系飲料は交感神経を優位にするため、手汗をかきやすくなります!
温かいコーヒーが手汗をかきやすくなるのは、イメージとしてわかりやすいですが、エナジー系ドリンクも含めて、なぜカフェインが含まれている飲みものは手汗をかきやすくなるのでしょうか?
手汗をかいてしまう原因の1つに「交感神経が優位になる」というものがあります。
コーヒーやエナジー系ドリンクを飲むと頭がスッキリしますが、これは交感神経が優位になっているから。
交感神経が優位になっている状態は「身体が緊張している」と同じ状態です。
つまりカフェインが含まれている飲み物を飲むと、身体が汗をかきやすい状態になるため、他の食べ物以上に手汗をかきやすくなってしまうのです!
食べ物による手汗は一時的なモノ……とは限りません!
食べ物が原因による手汗は、普段から手汗を気にしないレベルの人であれば、ほぼ問題ないレベルです。
ただし、体質的に手汗をかきやすい人の場合は、ご紹介した食べ物を食べると普通よりも手汗が気になりやすくなってしまいます!
それでは、手汗をかかないためにお昼ご飯を抜き続けますか?
もしくは食事をしながらの会議やデートを避け続けることが出来ますか?
あまり、それは現実的なことではありません。
もし、アナタが手汗を気にしているのなら、食事に注意するのではなく、手汗を予防することからはじめましょう!
※もっと手汗について詳しく知り場合は、手汗対策に関して詳しく説明した記事がありますので、読んでみてください。