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薬局でもらう手汗治療薬とは?気になる副作用も!

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軽度の手汗であれば、薬局やドラッグストアで販売されている薬で治ることがあります。

「えっ、手汗って薬で治るの!?」と驚かれるかもしれませんが、“ちょっと気になる”程度の手汗なら、市販薬で治る場合があります。
(100%ではありません。また使わなくなったらぶり返す場合もあります)

それでは、実際に薬局でもらえる薬について、ご紹介させて頂きます

薬局でもらえる手汗治療のための薬一覧(医師処方箋)

 

  • ステロイド軟膏
  • 抗コリン剤
  • 臭化プロパンテリン
  • 塩化アルミニウム液
  • 向精神薬

 

まずは皮膚科などに受診し、医師の処方箋をもらい。
その後薬局で上記の薬をもらうことになります。
なお、人それぞれ症状が異なるだけでなく、医師の判断も個々人で異なる場合があるため、必ずしも上記の薬をもらえるとは限りません。

それでは上記、医師の処方箋によってもらえる各種の薬について、ご紹介させて頂きます。

1.ステロイド軟膏

手汗のせいで、汗疱状湿疹が出来ているような場合は、ステロイド軟膏を処方されることがあります。

これは炎症を抑えるための処方であり、手汗を直接的に治す薬ではありません。

また、ステロイド軟膏は薬としては“強い”部類に入るため、長く使っていると肌がただれてしまったりすることがあります。
あくまでステロイド軟膏は「一時的」な処置であり、長く続ける薬物療法ではないということを覚えておいてください。

2.抗コリン剤

手汗だけでなく、幅広い多汗症に用いられる内服薬の1つが「抗コリン剤」です。
商品名としては「プロバンサイン」「ポラキス」「ベシケア」などがあります。
これらは“内服薬”であり、

手汗も含め多汗症を引き起こさないために「汗を出せ!」という指示を止めるのが、この抗コリン剤の効果です。
ただこの薬を飲めば、必ずしも手汗が治るとは限りません。
(人それぞれ効果が異なるため)

また副作用として「お腹がゆるくなる」などの症状を感じることがあります。

3.臭化プロパンテリン

「臭化プロパンテリン」は、こちらも多汗症に用いられる内服薬の1つ。
抗コリン剤と同じく内服薬であり、神経遮断薬として用いられます。

臭化プロパンテリンは、作用が強力な割には副作用が少ないとされています。
しかし、「副作用は少ない」であって「副作用がない」というワケではありません。

臭化プロパンテリンの副作用としては、「喉の渇き」「おしっこが出にくくなる」などがあげられます。

4.塩化アルミニウム液

手汗を直接的に抑えるために、塗り薬で汗腺に蓋をすることがあります。
この「塩化アルミニウム液」は、手のひらに塗ることによって、汗が出る部分(汗腺)を変性させ、汗を出にくくする薬のことです。

ちなみに、塩化アルミニウム液の代わりに「ミョウバン液」で代用することが出来ますが、本来の効果は塩化アルミニウムの方が高い効果が期待できます。

また、塩化アルミニウム液は副作用が少なからずあり、塩化アルミニウム液を塗った後の手がかぶれてしまったり、手のひらが乾燥してしまったり、することがあります。

また、塩化アルミニウム液を自分で手のひらに塗って治療する方法もありますが、週に1回は皮膚科に行って、手のひらに塩化アルミニウム液を塗ってもらう必要がある場合も。

さらに塩化アルミニウム液を塗った直後は、汗をかいてはいけないため、安静にしておく必要がある……など、内服薬に比べると塩化アルミニウム液の方が直接的な効果が期待できるものの“手間”がかかってしまいます!

5.向精神薬

手汗の原因は、人それぞれですが中には、精神的な要因によって手汗が止まらなくなってしまう人もいらっしゃいます。

「手汗をかいちゃダメだ!」という気持ちが、手汗を招いていることがあり、そういった方の場合はまず精神を落ち着かせることが大事になってきます。

また手汗の原因の1つ《自律神経の乱れ》があり、その自律神経の乱れを整えるために、皮膚科の先生であっても精神を整える薬を処方されることがあります。

処方される薬としては

 

  • トフィソパム
  • パロキセチン

 

などがあげられます。
向精神薬に関しては、必ずしも処方されるワケではありません。

ただ自分の手汗の原因が「精神面にある」と思われた場合は、向精神薬の使用に熟達している医師に相談された方がよいでしょう。

手汗の薬は薬局の薬と市販薬、どっちが効果があるの?

 医薬品

  • 医師の処方箋:必要
  • 効果:強い
  • 副作用:市販品より強い場合がある
  • 保険適用:なし
   市販薬

  • 医師の処方箋:不要
  • 効果:そこそこ
  • 副作用:あまり、但し体質によっては強く出る場合も
  • 保険適用:なし

薬局でもらえる手汗の薬とドラッグストアで購入できる薬。
一見すると、どちらも同じ“薬”ですが、医薬品として見てみると、その効果には違いがあります。

そもそも医師の処方箋が必要であり、薬剤師の管理のもと患者に処方される薬は、効果が強いものの間違った使い方をすると危険である、医療用医薬品(処方箋)であるため、薬局以外では購入することが出来ません。

対して、ドラッグストアなどで販売されている薬の方は、医師の許可――つまり処方箋は必要ありませんが、一部の薬に関してはたとえ手汗治療用だとしても、薬剤師の説明が必要な場合が少なくありません。

市販薬の方はドラッグストアなどで手軽に購入することができるので、買いやすいですが薬局でもらえる薬よりも、その効果は期待出来ません。

また市販薬の方は、医師がアナタの身体を診察して、ベストな薬を処方しているわけではないので、体質によっては重篤な副作用が生じることがあります。

但し、手汗に効果がある市販薬のすべてに強い副作用が生じるワケではありませんのでご安心ください。

手汗治療、長い目で見ると薬局の薬の方が良い!

ドラッグストアで購入できる市販薬の方が、手軽に買えるし、また塩化アルミニウム液の代わりにミョウバン液を使う場合は、自分でも作ることが出来ます。

しかし、長い目で見ると市販薬の方を使い続けない方が良いって、ご存知でしたか?

「手汗を止める」ためには、薬を使って体質を変えなければなりません。
薬局からもらえる薬は、その力が強いため効果もすぐ出やすく、また薬の使用量が少量で良い

対するドラッグストアなどで購入することができる手汗を止める薬の場合は、含まれている成分が少ないため結果的に長く使い続けなければならないというデメリットが生じてしまいます。

しかも、人間の身体は薬を長く使い続けると、その薬に“慣れる”という性質があります。
つまり、手汗を治す薬を長く使い続けていると、そのうち効果が出なくなってしまうのです!

もし、アナタが「市販薬の方が手軽で良い」と思っているのなら、なるべく市販薬は使わず、薬局で処方される薬を使うようにしましょう。

薬を使わなくっても手汗を抑える方法はあります!

薬局でもらえる薬は、保険も適用されるため安価ではありますが、身体のことを考えると、正直長く使わない方が良いのが実情です。
効き目が強いということは、それだけ身体への負担も大きいということ。

薬は使わずに済むなら、それに越したことはありません。
「できれば手汗に薬を使いたくない……」という方は、薬ではなく手汗ケアというアプローチで、手汗を抑えてみてはいかがでしょうか?

手汗を治すのにも時間がかかります。仮に薬を使って手汗を治療するにしても、薬の効果が出るまでには時間がかかってしまうのです。
(それに薬が100%効くとは限りません)

しかし、手汗を抑える“手汗ケア”なら、さっとひと塗りするだけで、日常生活で自分の手汗がバレなくなります!
これは手汗で悩む人からすると、嬉しいですよね~。

「手汗を薬で治すほどでは……」という人も「薬を使っているけれど、なかなか手汗が治らない」という人も、とりあえずの処置として、手汗ケアを行ってみてはいかがでしょうか?

 

※もっと手汗について詳しく知り場合は、手汗対策に関して詳しく説明した記事がありますので、読んでみてください。

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