若くして白髪生える症状である若白髪。通常であれば、年齢を重ねてから生えることが多いのですが、若白髪は10代や20代で発生してしまうのが特徴です。
若白髪は目立ってしまうため、中には抜いてしまおうと考えている方もいますが、抜くのはおすすめできません。
なぜ抜く方法はおすすめできないのか、また抜かずに若白髪が目立たなくなる方法についても解説していくので、参考にしてみてください。
若白髪を抜くとどうなるのか?
少量であれば若白髪を抜いてもいいのではと考える方もいますが、無理矢理抜いてしまうのは危険です。
若白髪を抜くとどうなるのか、解説していきます。
1.頭皮や毛根が傷ついてハゲる
若白髪が気になるからといって、無理矢理抜いてしまうのは危険です。毛乳頭や毛母細胞を傷つけてしまい、細くて弱い髪の毛が生えてしまう可能性があり、薄毛の原因になってしまう恐れがあります。
また一つの毛穴から、2本~3本は髪がセットで生えているものなので、一本の若白髪を抜くと、同じ毛穴から生えている他の髪にもダメージを与えてしまう可能性もあるのです。
頭皮や毛根を傷つけてしまうと、将来的にハゲてしまうこともあるため、若白髪を抜くのはおすすめできません。
2.白髪が増えてしまう?
白髪を抜いてしまうことで、さらに白髪が増える原因になってしまうという話もありますが、医学的な根拠はなく、あくまで都市伝説のようなものだと言われています。
白髪を抜いた時に、たまたま別の場所から生えてきただけの可能性が高いでしょう。
若白髪にはメラノサイト「休止型」と「消失型」がある
メラノサイトが減少して若白髪が生えてくる現象としては、大きく分けて2種類あります。「休止型」と「消失型」です。それぞれ、メラノサイトがどのような状態になっているのか、詳しく解説していきます。
1休止型
メラノサイト休止型とは、一時的にメラノサイトやチロシナーゼの生成が体内で止まっている状態を指していて、原因が解決されれば、再度黒髪が生えてきます。
そのため、若白髪が生えてきたからといって抜いてしまうと、休止型だった場合、生えてくるはずの黒髪も抜いてしまっているのかもしれません。
2消失型
メラノサイト消失型とは、完全にメラノサイトの生成が見られない状態のことを指していて、消失型になってしまった髪は、二度と黒髪に戻ることはありません。
現在の医学では、消失型から黒髪に戻す方法は発見されていないので、消失型になってしまった場合は、白髪の状態から戻ることはないでしょう。
若白髪を抜いてハゲないようにするためには?
若白髪が気になるからといって、抜いてしまうと、頭皮や毛根を傷つけてしまって将来的にハゲてしまう恐れがあります。
そうならないためにも、どういった対応が必要なのか、対策方法を解説していくので、参考にしてみてください。
1.根本から若白髪を切る
若白髪が気になった場合は、抜くのではなく、根本から髪を切ってしまうことをおすすめします。
根本から切ってしまえば、短い状態の若白髪であれば目立つこともありません。また抜くことで生じる頭皮や毛根へのダメージも心配する必要がないでしょう。
若白髪が見える範囲は、自分で切ってしまっても問題ありませんが、頭頂部や後頭部に生えている若白髪は、家族や美容師の方にお願いして切ってもらうようにしてください。
2.白髪染めで目立たなくする
メラノサイト休止型であれば、根本から若白髪を切った後に、徐々に黒髪が戻ってくることがあるかもしれません。
しかし、生えている若白髪が消失型であった場合、増えてしまうと、根本から切っても周囲から見えてしまう可能性があります。
その場合は、白髪染めで黒髪に染め上げて、目立たないようにする方法がおすすめです。周期的に白髪染めを利用していき、若白髪が見えないように工夫していきましょう。
まとめ
若白髪が生えてくると、目立ってしまうことから、抜いてしまう方もいますが、次から生えてくる髪に悪い影響を与えてしまうことから、若白髪が目立たなくする方法としてはおすすめできません。
根本から若白髪を切ったり、白髪染めで全体的にわからないようにしていきましょう。
その他にも、若白髪の発生原因や対策方法など、他のページで紹介している内容があるので、詳しい内容が知りたい方は、下記のページを参考にしてみてください。