年齢を重ねていく毎に増えていく白髪ですが、10代や20代でも「若白髪」というのがあり、年々増加傾向にあると言われています。
そんな若白髪の発生原因として考えられるのが、「遺伝」です。親が白髪だと子も白髪になりやすいのか、遺伝的な要因について、今でも医学研究が進められています。
今回は、若白髪の発生原因が遺伝に関係しているのか、また効果的な対策はどんなことを行えばいいのか、詳しい内容を解説していきましょう。
若白髪の原因が遺伝である可能性
まだハッキリとした原因の究明には至っていない若白髪の発生ですが、現在考えられている原因の中で、遺伝的な要素が大きいと噂されています。
遺伝が若白髪の発生原因である可能性について解説していくので、参考にしてみてください。
1.体質が遺伝
最近の研究では、親が白髪であることから子が白髪になるのではなく、体質が遺伝することで、若白髪が発生しているのではないかという説があります。
例えば、髪に色を付けるためには、メラニン色素が重要になりますが、メラニン色素を生成する上で重要な「チロシナーゼ」の働きが悪いといったことは遺伝する可能性があると言われているのです。
他にも、髪のたんぱく質を構成する上で重要な役割がある「チロシン」というアミノ酸をうまく吸収できないという体質が遺伝することで、若白髪の発生原因になっているのではとも考えられています。
2.白髪の優性遺伝子が遺伝している
優性遺伝子とは、顕著に出やすい遺伝的な要素のことを指していて、親のどちらかが白髪の優性遺伝子を持っていた場合、子供にも白髪の優性遺伝子が遺伝する可能性が高いと言われています。
しかし、優性遺伝子であっても、人によっては発現しないこともあるのです。そのため、同じ親を持つ兄弟であっても片方が若白髪だから、他の兄弟も同じように若白髪になるとは限りません。
若白髪の原因が遺伝だった時の対策は？
まだ断定はできませんが、親が白髪であった場合、自分も白髪になるのではと不安になっている方も多いはずです。
そんな方のために、若白髪の原因が遺伝であっても、対策できる方法を解説していきます。
1.黒髪を育てるためにビオチンを摂取する
若白髪を防ぐために、体内から体質を変えていく対策があります。そのためには、アミノ酸を生成する働きのある「ビオチン」を日常的に摂取して、髪の代謝を促すことです。
ビオチンは肉や魚、卵にも多く含まれていて、日ごろから料理に加えておくことで、習慣的に摂取することを心がけることができます。
他には豆類にも豊富に含まれているので、意識的に料理に取り入れていくようにしましょう。
2.紫外線対策でメラノサイトを守る
紫外線が髪に当たると、メラニンを破壊し、メラノサイトにもダメージを与える可能性があります。遺伝的に紫外線の光に対して弱い体質であった場合、若白髪の原因になることもあるでしょう。
若白髪にならないためにも、外出時には帽子を被ったり、ヘアオイルを利用するようにしてください。
3.カラートリートメントでしっかり染める
食生活を改善する方法は、継続して行うと効果が発揮されますが、今すぐに若白髪を防止できる方法とは言えません。
そのため、早急に若白髪を防止するためには、カラートリートメントで若白髪を目立たないようにする対策がおすすめです。
カラートリートメントを利用すれば、自然に若白髪を染め上げることができ、周囲の方にも白髪染めをしたことがわかりにくいので、一度検討してみてください。
まとめ
若白髪と遺伝の関係性については、まだまだ研究の段階であるため、ハッキリと何が原因と理解されていない部分が多いのが特徴です。
しかし、体質が遺伝することはわかっているので、自分なりに若白髪を増やさないように対策を打っておくことが重要になります。
遺伝の他にも若白髪の原因はあり、それについて記述したのが下記のページです。参考にしてみてください。
