「手汗がひどくって、彼女と手をつなぐのが怖い」
「車の運転中に手汗が気になるし、ハンドルがベタつく」
そんな経験、アナタもありませんか?
「汗っかき」と呼ばれる人は、身体のいろんな部分から汗をかきますが、人と触れる部分にかく汗が手汗です。
誰かの手に自分の手が触れる、人の身体を触れなければならない――そんな時に手汗が多いのがバレると、バツが悪いですよね……。
ちなみにネットリサーチ社による「汗と制汗剤」に関するアンケート調査では、手汗に限らず「異性の汗が気になる」と回答された方は、「とても気になる」14.5%、「気になる」31.3%、「少し気になる」34.1%、「気にならない」20.2%という結果になりました。
そう、もしかするとアナタの手から多く出ている手汗、誰かに気にされているかも知れません……。
でも、なぜ「手汗を出しちゃダメ!」って思うと、たくさん手汗をかいてしまうのでしょうか?
なぜ手汗が多い? 男性の手汗が多くなる3つの理由
・緊張による発汗
・手汗を気にしすぎる(心理的要因)
・手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)
男性の手汗が多くなってしまう理由は、この3つだと言われています。
ちなみに「たかが手汗」と思うかも知れませんが、あまりにも多すぎる手汗は日常生活に支障をきたすこともあるんだとか。
(参考: ただの汗かきではない!『多汗症』その特徴と治療は?)
楽器をもつ手が汗で滑って演奏できない。ハサミが滑ってうまく使えない――など、多すぎる手汗で悩んでいる方は「自分の手汗の原因はドレだろう?」と考え、生活に支障が出る前に、早急に手汗対策をするようにしてください!
それでは、なぜ手汗が多く出てしまうのか、それぞれの原因を1つずつ解説したいと思います。
1.緊張が原因で多く手汗が出てしまうことも!
会議などで緊張すると良く、暑くないのにも関わらず背中がじっとり脂汗をかくことありますよね?
ああいった“緊張”
が原因で、手汗を多くかいてしまうことがあります。
暑い時とは異なる緊張でかく汗、「緊張汗」は別名精神性発汗とも呼ばれることがあります。
実は、なぜ緊張汗が出てしまうメカニズムは、今のところよくわかっていません。
手汗がどばーっと出る原因は、おそらく緊張によるストレスだとは考えられていますが「どうしてストレスがあると手汗をかくのか」は、わかっていません。
現在の研究では緊張汗は、人が木の上で暮らしていた時のなごりで、危険な状況に陥った時、手足が滑らないように汗をかくようになったのが、はじまりではないかと考えられています。
(参考: Kao 汗ケアサイエンス)
2.「手汗をかいちゃダメだ」という心理的ストレスが手汗を招く!
「手汗をかきたくない!」と思えば思うほど、自分の意思とは裏腹に、手汗がドバドバと出てくることってありますよね?
この「手汗をかきたくない!」という気持ちも、ストレスではありますが、あまりにも“手汗”のことばかり気にしてしまうと、強迫性障害のように、手汗のことばかり気になってしまいます。
さらに手汗が気になるストレスが、さらに手汗をまねき、どんどん手から大量に汗が出ることになる!
手汗を気にするあまり、手汗が多く出る状況になると意味がないので、「手汗をあえて気にしない」ことを大事にして行きましょう。
3.アナタの手汗「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」という病気かも?
「手掌多汗症」という病気をご存知でしょうか?
これは自律神経の乱れ・遺伝子的要因によって、引き起こされると疾患であり、投薬や心理療法でもなかなかなり辛い病気だとされています。
この「手掌多汗症」治療のためには『胸腔鏡下胸部交感神経焼灼術』を行い、電気メスで発汗を促す交感神経を焼くという手術が必要になる場合があります。
最近では薬も進歩しており、手術を行わいケースも増えてきているそうですが、あまりにも手汗がひどく、どうやっても手汗が引かないという方は最終手段として、行うという方法もありますが……。
男の手汗は自力で治せる! 今日からはじめる手汗予防
残念ながら、今の医術では手汗を「100%治せる」という保証はありません。
ただ、根本的に手汗を治療するのではなく、手汗を予防するのなら、難しいことではありません。
最近では、手汗が出るまえに手の平にかける“制汗剤”も増えており、手汗用の制汗剤をうまく使うことによって、手汗を抑えることが出来ます!
また、先にも触れたように「手汗がバレたらどうしよう」というストレスが手汗を招くことがあります。
だから、制汗剤を使って手汗が気にならなくなったら、ストレスが減少して手汗をかきにくい身体になれるかも!
※もっと手汗について詳しく知り場合は、手汗対策に関して詳しく説明した記事がありますので、読んでみてください。