フリーターから正社員に就職するのは、新卒学生や正社員からの転職組に比べて難易度が高くて苦戦しがちです。
しかし、「3つのサービス」と「正しい知識」を持って、「正しい行動」を行えば、正社員に就職できる可能性がグッと上がります。
今回は、【正社員⇒フリーター⇒正社員】という異色の経歴を持つブロガーである「ゆとリーマン」が、フリーター向けの正社員就職戦略について1つずつ解説していきます。
特に、以下のような悩みや疑問を持っているフリーターの方に役立つ情報をまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- フリーターから正社員に就職するために何から始めればいいか分からない
- フリーターは結局ブラック企業にしか正社員として雇われないのではないか
- 自分の条件に見合う企業が見つからない
- 自分に向いてる仕事が分からない
- どこでもいいから早く正社員として就職したい
- ビジネスマナーや就活マナーが分からない
- 履歴書や職務経歴書の書き方が分からない
- 面接対策が全く分からない
- 自己PRや志望動機が思いつかない
- 書類選考は通るが、面接で落とされる
- 書類選考が通らない
- 自己分析のやり方が分からない
- 内定後にするべきことが分からない
- 本当に就職するべきか分からない
(※一気に読むにはかなりボリュームが多いので、ブックマークしたり、デスクトップやホーム画面に置いて、ゆっくり読み進めてみてください。)
フリーターが就職活動を制するには3つのサービスを使いこなすべし!
フリーターが就職活動をする際には、3つのサービスを使うのがオススメです。
もし、あなたが現在、就職活動を考えているフリーターの方だとしたら、
「結果を出す就職活動の方法」はご存知ですか?
「正しい履歴書や職務経歴書の書き方」は?「正しい面接の対応方法」は?
これらの方法について、詳しく知っていて、経験も豊富にあるのなら、今から紹介するサービスは不要です。
しかし、就職活動について不安な内容が少しでもあるのであれば、以下の3つのサービスを使ってみてください。
- 転職エージェント
- 転職サイト
- ハローワーク
この3つのサービスは、どれもフリーターの就職活動を助けてくれるサービスなので、ぜひ活用してください。
それぞれどんなサービスなのか、詳しく説明していきます。
転職エージェント
フリーターの就職活動に必須のサービスです。
転職エージェントは、あなたの就職活動を1から100までサポートしてくれます。
- 「自己分析ってどうするの?」
- 「希望の業界・業種・職種の決め方は?」
- 「履歴書や職務経歴書の書き方は?」
- 「面接対策の仕方は?」
- 「内定後に必要なことは?」
などなど、あなたが抱えている疑問や悩みについて解決してくれる「就職活動のプロ」がサポートしてくれるサービスです。
しかも、基本的にどこの転職エージェントも、加入者は無料でサポートを受けることができます。(基本的にお金は求人側の企業が支払います。)
1つ注意点があるとすれば、フリーターの就職活動の場合、対応してくれる転職エージェントが限られてきます。
通常、転職エージェントは、あくまで「正社員⇒正社員」の方向けのサポートを行っています。
なので、フリーターの方は、「フリーターの就職に特化したエージェント」を使う必要があります。
最近ではフリーターの就活サポート専門のエージェントサービスも多くあります。
こちらの記事ではそれぞれのエージェントの特徴やメリットを比較したうえで「自分に合ったエージェントの選び方」についても説明しています。
「とにかく早く就職活動をスタートしたい!」
「どこでもいいからまずはエージェントを使ってみたい!」
という方には、【就職成功者15000人以上】【未経験OK求人5000件以上】という実績を保有している「第二新卒エージェントneo」をおすすめします。
【転職エージェントのメリット】
- 自己分析などのサービスを行ってくれるエージェントもある。
- 面接の日程調整などをしてくれるので、面接対策や書類作成に専念できる。
- 履歴書・職務経歴書の書き方や、面接対策を高いクオリティで行ってくれる。
- とにかく「就職」を目標にサポートしてくれるので、就職まで最短で動ける。
【転職エージェントのデメリット】
- 就職まで最短で動くので、「のんびりした就職活動」はしにくい。
- エージェントと連絡を密に取り合ったりすることが必要になる。
転職サイト
転職サイトは、転職エージェントと同様、基本的には「正社員⇒正社員」の方が使うことを想定したサービスです。
しかし、フリーター向けの条件を満たす求人も多く掲載されているので、フリーターの方も絶対に登録しておくべきです。(もちろん基本的に無料で使えるサービスがほとんどです。)
特に、転職サイトでは、先に説明した「転職エージェント」や、この後説明する「ハローワーク」では掲載されていない求人も掲載されていることがあるので、幅広い求人を見たい方は絶対に登録しておきましょう。
フリーターにオススメの転職サイトは、こちらの記事にまとめております。
まずは1つ登録して使ってみたいという方には、間違いなく一番有名で求人数も多い「リクナビネクスト」をおすすめします。
【転職サイトのメリット】
- 幅広い求人が掲載されているので、たくさんの求人を見ることができる。
- 履歴書や職務経歴書を登録しておけば、書類選考がサイト内で行えることがあり、「とにかく数を打つ」ことができる。
【転職サイトのデメリット】
- 「正社員⇒正社員」の転職組の求人が多い。
- ブラック企業かどうか判断がつかない。
- 面接などのやり取りを全て自分で行う必要がある。
ハローワーク
ハローワークとは、公共職業安定所のことで、国(厚生労働省)が設置する、国が運営する就職活動サポートサービスを行っている機関です。
公共職業安定所を略して「職安(しょくあん)」と呼ばれることも多いです。
もちろん利用は無料ですし、失業手当の給付についても対応してくれるので、就職活動だけでなく、雇用保険関係の給付についても相談したいという方にはおススメです。
履歴書や職務経歴書の書き方についても教えてくれたり、面接対策を行ってくれるハローワークもありますが、あくまで「お役所体質」なので、基本的な対策しかしてくれない場合や、偏った対策をされる場合があります。
私も個人的に、フリーターの時にハローワークを使いましたが、窓口の相談員の方の「当たりはずれ」がめちゃめちゃ大きかったです。
【ハローワークのメリット】
- 雇用保険に関する対応も行ってくれる。
- 幅広い求人を取り扱っている。
- ハローワークにしか求人を出さない企業も存在する。
【ハローワークのデメリット】
- 就職対策がやや弱い印象。(あくまで「お役所体質」)
- 窓口の人の「当たりはずれ」がめちゃめちゃ大きい。
フリーターが正社員への就職活動を始める前に知っておくべきこと
フリーターが正社員への就職活動を始める前に、やっておくべきことがいくつかあります。
何となく「そろそろ就職したほうがいいのかなー。」とか、「適当に就職するか。。。」と考えていると、就職活動も上手くいきにくいですし、せっかく就職できても後悔する結果になりかねません。
フリーターが正社員への就職を目指す場合、以下の6つのことについては最低限知っておきましょう。
- 正社員とフリーターのあらゆる違いを知る
- フリーターを取り巻く就活環境の厳しさと攻略方法
- 日本のフリーターの人口(ライバル数)
- 転職エージェントの心強さ
- 就職活動は「メンタルダメージが大きい」という事実
- 最低限のビジネスマナー
1つずつ解説していきます。
正社員とフリーターのあらゆる違い
現在フリーターの方だとイメージしにくいかもしれませんが、正社員の生活はフリーターより豊かであることが多いです。
フリーターと正社員で特に違いが出るポイントを表にまとめてみました。
フリーター | 正社員 | |
給料 | 働いた分稼げる。 | 固定給(若い頃は少ないがボーナスがあり、年齢による昇給制度で一定金額上がる可能性が高い。) |
生涯年収(※) | 男性⇒約9800万 女性⇒約7700万 | 男性⇒約1億7800万 女性⇒約1億3000万 |
休日 | 比較的自由にとれるが、休むと給料がない。 | 取得に気を遣うこともあるが、給料を減らさずに有給で休むことが可能。 多くの会社ではゴールデンウイークや年末年始など、カレンダー通りの長期休暇がある。 |
補助・手当 | 基本的になし。 | 家賃補助や家族手当など会社によって豊富にあり。 |
ローン・クレジットカード | ローンは基本的に難しい クレジットカードも発行できる会社が限られる。 | 年収での審査はあるが、ローンもクレジットカードの発行も問題無くできることが多い。 |
結婚 | 世間体、収入に関して不安な場合、「就職してから」となることがある。 | フリーターに比べると、相手のご両親にも認められやすい。 |
仕事の範囲 仕事のやりがい | 狭い、一度覚えると簡単なものが多い。 やりがいを感じにくい仕事が多い。 | 難しくてストレスが溜まるものもある。 しかし、規模の大きい仕事などに携われたり、やりがいを感じれる仕事も多い。 |
生活習慣 | シフト制だと起きる時間や寝る時間が不規則になりがち。 | 基本的に同じ時間に起きて寝ることが多いので、健康的な生活習慣を送れる。 |
労働時間 | シフトなどで管理されていることが多く、残業は少ないことが多い。 | 業界、業種によっては残業が多い。 しかし、ホワイト企業に入ると定時上りもできる。 営業職に就職するとサボり時間も作れたりすることもある。 |
※生涯年収について参照:「驚愕!フリーターと正社員の生涯年収の差」(株式会社ワークポート)
フリーターを取り巻く就活環境の厳しさと攻略方法
フリーターをとりまく就職環境は、正直言うと厳しいです。
企業側の目線で考えても、正社員経験のある「転職組」の人間を雇った方が、「ビジネスマナー」や、「正社員ビジネスマンとしての一定のスキル」を教える必要がないので手間も少ないですよね。
だから多くの企業では「正社員経験のある転職組」を欲しがります。
ただし、その逆の企業も世の中には存在します。
【逆】と言うのは、「正社員経験を持たない人間が欲しい」という企業のことです。
「余計な知識や経験を持たない人をイチから育て上げたい」という会社は、未経験者歓迎の求人を出し、フリーターでも採用してくれる可能性があります。
フリーターの就職活動の攻略法としては、そのような「未経験者歓迎」の求人を狙うことにあります。
フリーターが攻略すべき「未経験者歓迎」の求人は、ハローワークや転職サイトでも探すことはできます。
ただし、未経験者歓迎の求人は、比較的ブラック企業が多いと言われています。
なので、ブラック企業を排除したい場合は、しっかりと求人側の企業について把握している「転職エージェント」を利用しましょう。
日本のフリーターの人口(ライバル数)
日本のフリーターの人口がどれくらいいるかご存知ですか?
いわゆる「あなたのライバルになりうる」フリーターの人数は、2019年時点で2165万人います。(※日本の非正規の職員・従業員(総務省統計局「労働力調査」より))
ちなみに、2019年の日本の人口は1億2613万人いる(総務省統計局より)ので、日本の人口のおよそ17%が非正規の職員・従業員という計算になります。
転職エージェントの心強さ
フリーターの就職活動において、転職エージェントのサポートは必須だと思います。
そもそも、就職活動そのものが異常に大変です。
自分について分析したり、志望する業界や業種について調べたり、書類選考や面接の対策をしたり、選考に関する日程調整もしたり。。。
マルチタスクで全てこなせる人なら問題ないでしょうが、そんな人はほとんどいません。
なので、あらゆる面でサポートをしてくれる「転職エージェント」の活用は必須です。
就職活動は「メンタルダメージが大きい」という事実
上の見出しでも説明しましたが、就職活動はありとあらゆることを分析して、調整しなければなりません。
そこまで必死に行動しても、「不採用」が続くことも多いです。
そうなってくると、どんどんメンタルが弱ってきます。
メンタルにダメージを受けるのは仕方がないことなので、重要なのは「致命傷をさけること」です。
転職エージェントに頼ってできるだけ自分の負荷を減らしたり、周りの人に相談したりグチを言ったりして、ストレスをできるだけ溜めこまないようにしましょう。
たまには、就職活動を忘れて息抜きで遊んでみるのもいいでしょう。(「たまに」を忘れずに。。。)
最低限のビジネスマナー
フリーターの人に特に注意してほしいのが、「ビジネスマナー」です。
フリーターの場合、今までの職場の環境でビジネスマナーが身についていない人が多いと思います。
言葉遣いや、さりげない動きなど、最低限のビジネスマナーは身につけておきたいところです。
あなたがどれだけ魅力的であっても、ビジネスマナーができていないだけでマイナス評価を受けてしまうのは非常にもったいないです。
フリーターの就職活動で結果を出すために必要な事前準備
フリーターの人が何も準備せずに就職活動を始めると、撃沈するか、超ブラック企業に就職して可能性が非常に高いです。
逆に言うと、しっかりと事前準備さえしていれば、受かる確率も、ブラック企業を避ける確率も上がっていきます。
ここで紹介する内容は、基本的に誰でもできる内容なので、ぜひ実践してみてください。
自己分析
自己分析と聞くと、「難しい、堅苦しい」とか、「自分のことなんて分からない」という方が多いです。
でも、ここさえしっかりとできていれば、就職活動において、自分軸で全ての行動を行うことができるので、行動の質も結果も変わってきます。
自己分析というと、難しく考える方がいますが、決して難しくありません。
まずは、以下の2つについて、本気で、じっくりと、思い出したり考えたりしてみてください。
- 今までの自分自身の経験から、自分自身の「強み」と「弱み」を知る
- なんのために就職するのか、その本当の理由と気持ちの大きさを明確にする
自分の強みと弱みについて
今までの自分の経験から、「強み」と「弱み」を見つけてみましょう。
見つけ方としては、以下のような経験があるか思い出してみましょう。
(※どれも仕事についての経験があればよいですが、ない場合はプライベートでの経験でもOKです。)
- 仕事中などで「あれ?今の状態ってなんか楽しいな!」と感じた瞬間
- 集中しすぎてあっという間に時間が過ぎていた瞬間
- そのことについて調べるのが楽しい(もしくは苦にならない)ことについて
- 他人から「すごいね」と褒められたり、「よくそこまでできるね!」などど感心された「こだわり」について
上記のようなことがあれば、その経験は、あなた自身を知るためのとても貴重な経験です。
忘れずにメモしておきましょう!
それらの経験について、さらに詳しく深堀りしていき、その経験の「理由(どうして)」「その時の具体的な行動」「どんな形で仕事に活かせるか」を考えていきましょう。
考えた情報は、あなたが就職活動で結果を出すために、ライバルとの差別化ができる「自分だけの武器」になります。
正社員になりたい本当の理由と気持ちの大きさについて
あなたはなぜ正社員になりたいのですか?
「彼女ができたから」
「結婚を考えているから」
「親を安心させたい」
などなど、どの理由でも素晴らしいです。
ここで大切なことは、「本当の理由」を明確にして、その「気持ちの大きさ」を知ることです。
「お金がもっと欲しい」
「世間体を気にしている」
などなど、どんな理由でもOKです。
就職したい本当の理由をハッキリさせ、その気持ちの大きさを知ることには、たくさんのメリットがあります。
- 就職活動のモチベーションにつながる
- 就職後のミスマッチが減る
- 志望する企業を選ぶ際の軸がしっかりする
- 志望動機が練りやすくなる
- 発言に熱意がこもり、面接官の受けも良くなる
現状の把握・整理
次に、あなたが今置かれている現状や、持っているものの把握をしましょう。
- 現在の収入
- 今までの仕事の経験(アルバイト含む)
- 仕事におけるポジション(役職・役目など)
- 持っている資格
- 学歴
それぞれの項目について、「どこをどれだけ伸ばしていきたいか」を考えると、志望動機にもつなげることができるのでオススメです。
アルバイト先への相談・連絡
就職活動を開始するなら、アルバイト先に連絡して、相談するようにしましょう。
アルバイト先もあなたの代わりを採用する必要がありますし、理解のあるアルバイト先だと、就職活動でのお休みを取りやすくなったりもします。
最終的に就職が決まった際にも、あらかじめ言っておけば辞めるのもスムーズに進みます。
「たかがアルバイト」と考える方もいるかもしれませんが、いきなり辞めることを伝えると揉める原因にもなりかねないので、あらかじめ相談しておくことがベストです。
【余談】
もし余裕のあるアルバイト先や、いい人達が居るアルバイトだと、就職祝いがもらえるかもしれません。(個人的な経験だと、就職が決まった際に就職祝いでネクタイがもらえました。)
目標(ゴール)設定(期限・業界・業種)
就職活動を始めることを決めたなら、目標を決めましょう!
- いつまでに【必須】
- どんな業界に
- どんな業種で
いつまでに就職を決めるかという目標は、必須です。
目標を決めるだけで、
- モチベーションアップ
- 企業側から「目標を持って行動できる人間」と認識される
- 「目標から逆算して考える力」がアップする
というメリットを得ることができます。
フリーターの就活に最適な時期について知る
フリーターの就職活動に最適の時期は、間違いなく【今すぐ】です。
他のサイトだと、内定辞退者が出てくる2月とか11月とか言われますが、最初から他の人の内定辞退を狙って就職活動を始める人が居るでしょうか??
その時期まで待っていることによって、自分に合った企業や入りたい企業の求人がなくなるかもしれませんし、指をくわえて待っていて良いことなんてありません。
しかも、厚生労働省のデータによると、フリーターである期間が長ければ長いほど正社員への就職が難しくなるというデータがあります。
フリーター期間が半年以内の場合、男性では約7割、女性では約6割が正社員になっているが、フリーター期間が3年を超える場合、正社員になれた男性は約6割、女性では約4割。
フリーター期間が長くなるほど、正社員への転換が難しくなる傾向にあります。引用:厚生労働省「正社員?フリーター?何が違うの??」
最低限必要なグッズを揃える
就職活動を始めるなら、最低限必要になるグッズを揃えましょう。
無理して「良いもの」や「必要以上のもの」を購入する必要はありません。
最低限、以下のものを揃えましょう。
- スーツ
- ネクタイ
- 白のワイシャツ
- ハンカチ
- 革靴
- 黒の靴下
- ビジネスバッグ
- 手帳とボールペン
- 腕時計
- 履歴書用紙
- 印鑑
【必須ではないけど】フリーターでも取得しやすいオススメの資格を取得
フリーターの場合、職務経験でアピールできるポイントがないことが多いです。
なので、もし希望の業界に有利な資格を取得できればアピールポイントの1つになります。
※ただし、「資格を持っているから絶対に受かる」なんていう会社はほとんどないでしょうから、あくまで「余裕があれば」というレベルで取り組みましょう。
参考までに、下記に記載する資格は、独学でも取得できるレベルで、役に立ったりアピールポイントになったりする資格です。
- 簿記3級(+2級)
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- TOEIC
- 普通自動車運転免許
- 秘書検定
- 測量士補
- 技術士補
※①~⑤は社会人の基礎力の証明としてアピールしやすいです。
※⑥と⑦に関しては、特定の業界を志望する場合に、持っていると有利になりやすいです。
いよいよ就職活動スタート!!
ここまでの内容は、「就職活動の準備」に関するものでした。
ここからは、いよいよ就職活動をスタートして、具体的な行動について説明していきます。
【フリーター向け】仕事選びの注意点
今までフリーターをしていた方は、「正社員としてこんな仕事がしたい!」というハッキリとした希望を持っている場合は少ないでしょう。
多くの人は、
- 希望に合う条件の企業が見つからない
- どんな仕事が自分に向いているか分からない
- なんでもいいから安定した仕事に就きたい
などの状態であることが多いです。
そんな時は、
- 希望に合う条件の企業が見つからない
⇒職場に求める条件を3つにしぼる - どんな仕事が自分に向いているか分からない
⇒「自己分析をする」「どんな仕事ならやってみてもいいか?を考える」 - なんでもいいから安定した仕事に就きたい
⇒「本当にどんな仕事でもいいのか」「どんな仕事はやりたくないか?を考える」
という考え方がおすすめ。
どんな会社であろうと、「100%完璧な職場」というのは存在しません。
どんなホワイトな企業でも何かしらブラックな要素はありますし、どんなに楽しい仕事でも嫌な仕事も含まれます。
重要なことは、「これだけは譲れない」という条件を決めておくことです。
その条件が、志望動機や働くモチベーションにもつながっていきます。
正社員未経験のフリーターにオススメの業界・業種・職種
正社員未経験のフリーターだと、業界や業種・職種をしぼって就職活動をする戦略がオススメです。
正直、フリーターからの就職だと、「受かりにくい会社」が存在するので、受けるべき業界や業種がしぼられます。
フリーターの就職活動に「オススメの業界・業種・職種」について詳しく紹介していきます。
【正社員未経験のフリーターにオススメの業界・業種】
- IT業界
業界自体の歴史もまだまだ浅く、キャリアの長い人でも10年や20年程度の人が多いです。
圧倒的な人手不足であることや、実力主義である会社が多いことから、未経験のフリーターでも採用される可能性があります。
ただし、プログラマーやSEでは、一定のスキルが求められるので、最低限の知識や経験を身につけたうえでチャレンジすることをオススメする業界です。 - 建築・建設業界
こちらも圧倒的に人手不足なので、未経験でも就職を狙えます。
業界的に体育会系であることが多いので、その社風になじめれば長期的に働くことも可能です。
基本的に、現場に近づく仕事内容ほど体育会系で、図面作成など事務に近づくほどまだマシなイメージです。 - ホテル業界
意外とホテル業界も狙い目。
30代から未経験でも就職できる人も多いです。
労働時間は要注意で、当たり前でしょうが「深夜労働」や、不規則なシフトもあります。
ただし、一流の接客を身につけることができるでしょうから、その後のキャリアに活きてくる部分はあるでしょう。 - 飲食業界
飲食店だと、もともとバイトの販売スタッフなどから社員になれるところも多いので、一番手っ取り早いとも言えます。
最終キャリアが店長であることが多く、そこからマーケティングなどに携われるのは一部の人間であることが多いです。
「身体を使って働くのが好き」「お客さんが常に見える仕事がしたい」という方にはオススメです。 - 通信業界
カウンターセールス、いわゆる携帯ショップなどの窓口対応です。
接客スキルは向上するでしょうし、本社勤務などにキャリアをつなげれれば長期的に働ける業界ではあるでしょう。
ただし、実際に店舗に行けば分かりますが、年配の方の販売員はほとんど見かけません。あくまで若い内のキャリア形成と考えましょう。 - 介護職
圧倒的に超人手不足。人が入っても続かない。そういう意味では常に人を求めていますし、これから日本は間違いなく少子高齢化社会がどんどん進んでいくので、仕事は無くなるどころか間違いなく増えていきます。
仕事内容に関して抵抗がなければ、社会的意義も高いので、「真っ当な仕事」としてはオススメです。
しかも、40代や50代などからでも未経験で入れる業界なので、若ければ若いほど歓迎されるでしょうし、長期的なキャリアアップも考えやすいでしょう。 - タクシー運転手
あまりオススメではありませんが、タクシー業界もフリーターから就職しやすいです。
そもそも、40代の人や50代の人でも就職できる業界なので、運転さえできれば就職できる可能性は十分ある業界です。 - 運送業界
タクシー業界と近いものがありますが、運送業界も比較的就職しやすいです。
給料も割と高いこともあります。
長時間運転することが基本なので、身体のケアが重要な業界です。
※上に書いた業界でも、大手企業は就職が難しいと考えましょう。
大手企業は基本的に「優秀な新卒」もしくは「魅力的なキャリアを持っている中途採用」が超圧倒的に有利です。
フリーターの入り込めるスキはほぼゼロと考えておきましょう。
【正社員未経験のフリーターにオススメの職種】
- 営業職
営業職は、「未経験者歓迎求人」が非常に多いので、フリーターの就職活動ではまず視野に入れる職種です。
営業職と言うと、「体育会系」「インセンティブ」などのイメージがありますが、業界による部分が大きいです。
落ち着いた、スマートな営業をする業界(コンサル系)などもあるので、業界研究などをしっかりすれば「良い営業職」に当たる可能性も上がるでしょう。
ただし、基本的にはコミュニケーションがメインの職種なので、「エネルギッシュな人」「明るい人」「やる気のみなぎっている人」「人間観察が好き」「コミュニケーション能力が高い人」などが向いているでしょう。 - 事務職
女性のフリーターの方ならまず最初に検討するべき職種。
基本的にどの会社にも必ず必要になる職種ですし、どの会社でも基本的な仕事のベースは同じなので、就職・転職しやすい職種です。
事務職でも、「一般事務・経理・営業事務・人事・労務・総務・医療事務・学校事務」など、一言に事務職と言っても色々な専門性があり、自分に合った専門性を突き詰めるのもオススメです。
基本的に資格は不要ですが、秘書検定などの資格を持っていると有利に働くことがあります。 - 接客・販売職
接客や販売職に関しては、基本的に「未経験者歓迎」の求人が多いですし、かつ、「学歴不要」であることも多いです。
なので、比較的すぐに就職しやすく、「正社員としてのとっかかり」と考えるとオススメかもしれません。
ただし、長期的に働き続けている人をあまり見かけない職種でもあるので、長期的なキャリアを考える方には向いていないかもしれません。 - SE・プログラマー
実力重視の職種なので、未経験歓迎であることもあります。
ただし、未経験でも一定のスキルを求められることも多いです。
SEにせよ、プログラマーにせよ、現在でも人手不足で、今後も人手不足が続く予想ですので、長期的に考えてもオススメの職種です。 - 施工管理
圧倒的人手不足の建築・建設業界で求められる施工管理は、経験者が求められることが多いですが、「若手をイチから育てたい」という考えで未経験歓迎を謳っている会社もあります。
現場経験を積み、資格(一級または二級施工管理技士など)も取得していけば、キャリアを形成していって、出世のルートもハッキリ見えやすい職種ではあります。 - ドライバー
タクシードライバー、トラックのドライバー、宅配便のドライバーなど、どれも未経験で採用されることがある職種です。
運転に自信があり、長時間の運転も苦痛でなければ考えてみてもいいかもしれません。
紹介予定派遣について
求人を色々見ていると、「紹介予定派遣」の求人を見かけることがあると思います。
紹介予定派遣とは、派遣期間(最長6ヶ月)終了後、本人と派遣先企業双方合意のもとに社員となる働き方です。
一定期間「派遣」で働くことで実際の仕事内容や職場を見極められ、未経験でも希望の仕事に就けるチャンスがあります。また、自分だけでは探せなかった企業に出会え、転職活動にかかる労力や時間も節約できます。引用:テンプスタッフ
6か月後に正社員になれるのなら、アリでは?と思う方もいるかもしれませんが、あくまで【派遣】であることに変わりありません。
「6カ月かけて面接をするイメージ」というように考えると、貴重な就職活動の時間を無駄にしかねないので、あまりオススメできる方法ではありません。
ブラック企業を避けるために
フリーターの就職活動で最も避けたいのが、「ブラック企業に入社してしまう事」だと思います。
一般的に、ブラック企業の定義は以下のように認識されています。
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。
このような企業に就職してしまった場合の対応としては、第一義的には会社に対して問題点の改善を求めていくことが考えられます。しかしながら、新入社員が単独で会社に問題点の改善を求めて交渉等をするのは現実的には非常に難しいと考えられます。したがって、問題点に応じて、外部の関係機関や労働組合に相談することも有効な手段と考えられます。引用:厚生労働省
要するに、
- 当たり前のように「極端な長時間労働」や「休日出勤」をさせる
- 残業代をあれやこれやの理由を付けて支払わない
- パワハラやモラハラが当たり前
というクソ企業のことです。
でも、そんなクソブラック企業が出す求人には、いくつか特徴があります。
以下にまとめてみましたので、参考にしてみてください。
(※あくまで、「こんな求人だとブラック企業の可能性を疑ってほしい」という特徴なので、「絶対にブラック企業だ!!」というものではありません。ブラック企業かどうかについては、転職エージェントがしっかりと調査しているので不安な方は聞いてみましょう。)
- 常に求人を出している
純粋に「採用してもすぐに辞めていく」状態が続いている可能性がある。
ブラック企業だと特に、「採用ごときに金を払う必要はない」と考えるクソ経営者がいるので、有料の転職エージェントや転職サイトを使わず、「ハローワークにのみ求人を出す」という場合があります。(※ただし、ホワイト企業も「ハローワークにしか求人を出さない」という場合があるので要注意。) - 「休日」と「残業」
記載がないのは論外。
休日に関しても、「週休二日制」と「完全週休二日制」は違うので要注意。
「祝日は有給消化の扱い」として有給消化率を上げているブラック企業もあるので要注意。
残業時間に関しては、ベテランさんまで含めた社員の平均値であることがほとんどです。なので、特に新人の時は記載されている時間よりも多く残業があることは覚悟しておきましょう。
基本的に、記載されているデータだけを鵜吞みにしないようにしましょう。 - 「年収例」の幅
求人には基本的に年収例が記載されているはずですが、やたらと幅広いのは要注意。(200万~700万とか)
たまにあるのが、「基本給が超低い」⇒「ボーナスが多い」※ただし成績によるので、上がるまで時間がかかるし、良い時と悪い時の差がヒドイ。そして、そういう会社ほどノルマへのプレッシャーが強い。 - アピールポイントが「アットホームな雰囲気の職場」のみ
求人のアピールポイントが、「アットホームな雰囲気の職場」としか書いていない場合も要注意です。
逆の立場で考えてみてください。
「あなたの会社のアピールポイントを教えてください」と言われて、「アットホームな雰囲気の職場」しか出てこない職場ってどうですか?
もちろん、色々なアピールポイントがあったうえで、そのうちの1つとしての「アットホームな雰囲気の職場」なら良いです。
ただし、「アットホーム」は「距離感が近い」ともとらえることができます。(いい意味でも悪い意味でも)
※ちなみに、人材業界では、特に良い点がない会社は、とりあえず「アットホーム」と書いておけという裏テクニックもあります。 - 「経歴不問」「職歴不問」は要確認
フリーターの就職活動の場合、この種類の求人を狙う必要があるのですが、ブラック企業にありがちな要件でもあります。
ポイントは、「どうして経歴不問なのか」ということをエージェントや面接で確認すること。 - 1回の面接で当日内定
フリーターからと言えど、正社員の面接は「人事担当⇒当該部署長⇒社長」など、複数回行うのが普通です。そうでないとその人が会社に合った人間か判断がつかないですから。
それなのに、1日で即日内定が出るとなると、「すぐ辞める前提」で採用している可能性もあります。
これも、転職エージェントや、可能であれば内定企業に疑問について聞いてみるようにしましょう。 - 口コミサイトでの評判が極端に悪い
実際にその企業で働いていた人による口コミをチェックできるサイトがいくつかありますが、ある程度参考になります。(全力で信じすぎるのはNGです。あと、2chは参考になりません。)
その口コミが極端に悪いものが多いと、危険サインです。 - 「体力はありますか?」という質問が多い
現場系なら聞かれることもあるでしょうが、事務系の仕事で聞かれると、「残業めちゃくちゃ多いけど、つぶれない?」って聞かれているようなもの。
逆に、「仕事内容的に、というより、仕事時間的に体力が求められますか?」と聞いてみてもいいかもしれません。 - 「夜遅く」や「休日」に電話をかけてみる
つながらないことを祈ってかけましょう(笑)
つながれば、少なくとも1人はそんな時間に働いているということ。
ただし、深夜帯の対応の取り決めのある会社や、部署間で残業時間が全然違う会社もあります。実態は面接やエージェント経由で確認しましょう。 - 面接当日に会う社員さんの表情や雰囲気
実際に働いている社員さんをチェックできる数少ない機会が面接当日です。
「楽しそうに働いている!!」と気付くこともあれば、「え?こんなに暗い雰囲気、、、?」という場合も。。。
そこまでチェックしたうえで、もしブラック企業に入社してしまったら。。。
耐えきれないレベルのブラック企業なら、すぐに辞めるものOKだと私は考えます。
ただし、どの会社も大なり小なり「ブラックな要素」はあります。
そして、入社すぐは会社の嫌なところが目につきがち。
「身の危険」「精神の危険」を感じるようなブラック企業の場合は、すぐに辞めましょう。
そこまでいかない場合は、「どうせいつでも辞めれる」と思いながら、遊び半分のつもりで気楽に取り組んでみるのも良いでしょう。
求人サイト(=転職サイト)で見るべき5つの目印
フリーターの人が転職サイトで見るべき点については、実はそこまで多くありません。
【フリーターの人が求人サイトで見るべき5つの目印】
- 未経験者歓迎(ただし中途採用に限る場合あり)
- ポテンシャル採用
- 「長期的キャリア形成を図るため」
- 社会人経験不問
- 学歴不問
正社員になれない!?要注意の目印3つ
もし、求人を見ていて、下記のような条件が書いてある場合、もしかしたら正社員になれない可能性があります。(もちろん、全部が全部という」わけではありません。)
転職エージェントなどにしっかりと確認してみましょう。
【正社員になれない!?要注意の目印】
- 正社員登用制度あり
⇒「登用制度あり」ということは正社員になれないままの状態で雇用し続ける可能性もあるということ。平均的に何カ月で正社員になっているかなど確認してみましょう。 - 試用期間〇ヵ月(期間中は契約社員)
⇒使用期間が終われば、正社員として採用せずオサラバなんて会社もあります。本当に使用期間終了後に正社員になれるのか要確認。 - 全国にある事業所にて勤務
⇒派遣として雇われて全国に派遣される可能性があります。どのような雇用形態、就業環境になるのか要確認です。
募集企業がフリーターを選ぶ判断基準
求人を出している企業がフリーターを選ぶ際の基準があります。
あくまで「必要最低限」意識しておくレベルですが、これがあるだけで2次面接や社長面接に通してもらえることもあるので、ぜひ意識してみましょう!
- 元気さ・明るさ
- 素直さ
- 責任感
「フリーターでもOK」と言っている企業では、これらと「若さ」があればなんとかなることが多かったりします。
「履歴書」と「職務経歴書」の書き方(ポイントと注意点)
就職活動をしていると、
「何度応募しても書類選考だけで落とされる」
という状態になることがあります。
そんな状態になると、
「もう履歴書を書くのに疲れた」
「受からないのに履歴書を書きたくない」
という状態になってしまいます。
そうならないためにも、
「正しい応募書類(履歴書・職務経歴書)の書き方」を知っておく必要があります。
※正しい履歴書の書き方については、別記事でまとめました。
- 応募企業にあわせて「手書き」と「印刷」を使い分ける
- 「誤字脱字」「書き損じ」は絶対NG(修正テープなども)
- 文字に自信がなくても「丁寧に」書けばOK
- 志望動機や自己PRはとにかく「具体的に」かつ「ツッコミどころ」を作っておく
フリーターの就職面接攻略法
フリーターの就職面接では、基本的に、以下の3つは絶対に気を付けておきましょう。
- 身だしなみ(頭髪・ヒゲ・服装・化粧など)
- 言葉使い(「っス」は特に注意)
- 立ち振る舞い(挨拶、座り方、最初と最後のお礼など)
フリーターの就職面接の定番の質問と回答例
「俺は本番に強いから対策なんてしなくて大丈夫!!」って人でさえ緊張して普段通りの力が出せないのが就職面接。
だからこそ、しっかりと対策をしておけば、周りの就活生よりも一歩リードすることができます。
ここでは、フリーターの就職面接でよく聞かれる質問をまとめてみました。
これらの質問に対する回答をあらかじめ考えておけば、落ち着いて本番に臨むことができます。(それぞれの質問に対する回答の例や考え方を記載しております。ご参考までに。)
- なぜ今までフリーター生活をしていたのか?
⇒「自分のやりたいことがあった」もしくは逆に「やりたいことがなく、それを探すためにフリーターをしていた」 - なぜ今になって正社員になろうと思ったのですか?
⇒「年齢的な理由」「結婚や子供ができたなどの理由」 - なぜ弊社を希望したのですか?
⇒「今までのフリーターでの仕事との共通点」や、「自分のスキルとの共通点」 - あなたが会社を基準は何ですか?
⇒「自分の性格や特徴」「今までの経験」などを考慮して決めると良いでしょう。ただし、志望している会社とのズレが生じないようにしましょう。 - 今までの経歴を教えてください
⇒できるだけ簡潔に、かつ今までで得た知識や経験をしっかりと伝えましょう。 - あなたの長所を教えてください
⇒「具体的なエピソード」を絡めると特に分かりやすいです。 - あなたの短所を教えてください
⇒同じく「具体的なエピソード」を絡める。 - 特技はありますか?
⇒なにか1つは語れるようにしましょう。 - 人生で一番頑張ったことは?
⇒できれば仕事以外の経験があれば語りましょう。エージェントと会話していると見つけ出してくれることも多いです。 - 今までの成功体験はありますか?
⇒あくまでポジティブに語りましょう。 - 今までの失敗体験は?どうやってその失敗を乗り越えた?
⇒よく聞かれる質問なので準備しておきましょう。論理的に説明、そこから何を得たか説明できるとgoodです。 - あなたの人生の目標は?
⇒「この会社に入ってその目標を達成したいです!」につなげれる内容だと良いでしょう。 - 10年後や20年後にどんな社会人になりたいですか?
⇒先ほどの目標と照らし合わして、具体的なイメージができているようにしましょう。 - どうして、今のアルバイト先を選んだのですか?
⇒志望している企業と関連があったり、今までの自分の夢とつながりがあったりすればいいですが、なければ「たいした理由はなく選んでいました」でもいいかと思います。 - アルバイト先に、どんな形で貢献できましたか?
⇒具体的な数字で表せることができればいいですが、なかなかないでしょうから、自分の仕事の結果、「どんな結果になったか」「職場がどう変わったか」などを説明できると良いでしょう。 - 正社員とフリーターの違いはどういうところだと思いますか?
⇒一般的に、「責任感」「仕事の幅」などと言われますが、「じゃあ、あなたは責任感なく仕事をしていたの?」なんて質問されることもあります。 - あなたにとって「仕事」とはどういったものですか?
⇒結構難しい質問で、同じ答えを出したとしても、質問する側の考え方によって受けが悪くなったり良くなったりする。
エージェントに相談するのがベスト。 - 仕事のどういうところに「楽しさ」や「面白さ」を覚えますか?
⇒素直に、今まで自分がそう思った瞬間について答えるようにしましょう。
「そんなのない!!」って方も、もう一度よーく思い出してみてください。 - 正社員で働きだしたら、どういう視点で、どういったことを考えて働きますか?
⇒広い視点(会社を運営する視点)と狭い視点(1部署の1部員)の両方を持つと良いでしょう。 - あなたは自分から積極的に行動するタイプですか?
⇒業界や業種によって大小はありますが、正社員は自ら仕事を作って、自ら考えて結果を出すことが求められます。 - 自分にとってこなせるか分からない「とても難しい仕事」が与えられたらどうしますか?
⇒「入社したけどすぐに挫折して新人が辞めてしまった」という事態を防ぎたいからこその質問。
「周りの力を借りて」というスタンスでとにかくやりきる!という姿勢を見せましょう。 - 入社後に職場の先輩や同僚とうまくコミュニケーションを取れますか?
⇒わざわざ聞くのもどうかと思いますが。。「もちろんとれる」ということと、その根拠もあると良いでしょう。 - 何か質問はありますか?
⇒自分が実際にその会社で働いたイメージをして、疑問に感じたことを質問してみましょう。
面接が失敗するパターン
先ほどの見出しでまとめた質問例について対策をしていれば、基本的に、まず面接で大きなマイナスポイントは出にくいでしょう。
しかし、受け答えの内容が良かったとしても、印象が悪くなってしまうことがあります。
それは、「基本的なことができていない」時です。
本当にあくまで「基本的」な内容なので、面接に臨む際には必ずチェックしておきましょう。
- 服装
⇒基本的にスーツで当たり前。「服装自由」と書いていても、スーツで行って怒られることはまずないでしょう。「私服指定」のあるアパレル業界などは例外ですが、スーツで行くのが常識と考えましょう。
もちろん、カバンや靴も就職活動用のブラック色で地味なものを身につけましょう。 - 面接会場には余裕をもって到着
⇒時間ぎりぎりに息を切らしながらなんて絶対NG。
前日までに会場の場所やアクセスを確認しておくとよいでしょう。 - 面接での質問回答はその時の言葉で。
⇒質問の回答を丸暗記してしまうと、カンペを読んでいるような受け答えになることもあります。
そして、丸暗記だと、緊張で内容が飛んでしまった際にテンパってしまいます。 - 企業の基本事項を調べておく
⇒せめて志望企業の事業内容や、社長の名前と顔ぐらいは知っておきましょう。
【祝】内定をゲットしたらやっておくべきこと
フリーターの就職活動では、全ての行動は「内定」をゲットするための行動です。
そして、内定を無事にゲットできれば、次にやっておくべきことができてきます。
基本的に、入社後にスムーズに社会人生活を送れるようなことをやっておきましょう。
あと、入社後にどんな人生を送っていくか、その目標についても考えてみましょう。
- 時間のあるうちにしかできないこと(旅行・趣味に没頭など)をしておく
- 入社する会社で必要になるであろう知識について勉強しておく
- 家族とゆっくり過ごす
- 会社での目標や将来の目標を決めておく
なにがなんでも就職せずフリーターを続けたい人へ
フリーターの就職率は、よほどのスキルがない限り、年齢を増すごとにどんどん難しくなっていきます。
どんなに優秀な人でも、「この年齢ではちょっと、、、」という理由で書類選考すら通らなくなります。
早めに就職活動をした方が、就職率も高いデータがありますし、もし就職に失敗したとしても年齢が若ければやり直すことができます。
【体験談】フリーターから就職を成功させた人はこんなにいます!
フリーターから就職活動を始めて見事内定を獲得した人はたくさんいます。
参考までにTwitterで探しただけでも多くの人のつぶやきが出てきました。
就活が辛くて辛くてどうしようもない人へ
たまには休むことも大事ですよ!
人生100年ある中のたった1年。
辛くで気持ちがボロボロになるくらいだったら
しばらく休むことも大事だって就活はいつ始めても
内定取れますからね!昔フリーターだった僕がそうだったから#就活
— 人事が語る!就活の裏側! ~就活にコミュ力は必要ない~ (@h_counselor1) April 9, 2020
1社から内定もらえた!!!
大学院中退してフリーターやってたけど、内定もらえた😭😭— spaHiro7 (@pony_filly) March 28, 2020
https://twitter.com/isymmym/status/1169544852284952576
内定簡単に出過ぎて選ばな過ぎた感ある
ただの高卒フリーターに内定が簡単に出るのヤバイだろ絶対おかしい…— FromC (@From_C_) August 23, 2019
脱・フリーター成功
内定来ました— ひとり (@lovelive69nzm) June 5, 2019
大学中退フリーターにも内定は出る
— 永久に学位無し男(T_T) (@gakui_ga_hoshii) November 19, 2018
フリーター内定を貰う
— 鮎鮭鱒(アユモドキ) (@oomeganamazu) May 22, 2018
https://twitter.com/tekokokura/status/934999402183213056
内定貰えた~!🙏
やっとフリーター卒業出来るぅぅぅぅ!!— そうじゃ (@sojaabysswalker) October 12, 2017
半年間くらいフリーターしてましたが内定もらいました
— SHECT (@SHECT_Gt) October 20, 2016
ちなみに、私「ゆとリーマン」もフリーターから就職活動をして正社員として就職できました。
業界や業種などにあまりこだわらずに就職活動をしていたのですが、重視したのは「給料」。
おかげで、フリーター時代の年収が約190万円だったのに対して、正社員での年収は、初年度から360万円。
業績の大幅アップによって、2年目の年収は約450万円までアップしました。
正直ここまで読み切って就職活動をしていたわけではありませんが、正社員になるメリットはかなり感じることができました。
最後に伝えたいこと
「フリーターだから価値がない」とか、「フリーターはロクな会社に就職できない」とか、そんなこと全くありません。
どんな大企業でも、優良企業でも、働いているのはしょせん私たちと同じ人間です。
同じ人間が雇われているのですから、あなたにもチャンスはきっとあります。
まずは少しずつでも行動を始めてみましょう!!