男性の中には、「顔がテカってしまい、1日に何度も洗顔をしている」という方も多くいます。
顔がテカると人に会う時恥ずかしいですし、顔を洗いたくなる気持ちもわかります。
しかし、結論から申し上げると、洗顔のしすぎはテカリにとって逆効果。
さらに、皮脂が分泌される原因にもなってしまいます。
洗顔のし過ぎが良くない理由と、テカリを防止するおすすめの洗顔回数について説明していきます。
皮脂は肌をダメージから守る役割をしている
洗顔のしすぎは、なぜテカリの原因になってしまうのでしょうか?
それは、「肌を守るために必要な油まで洗い流している」からです。
引用元:花王
人間の皮膚の表面には、「角質層」という層があり、その層の中には肌をガードするための膜が張られています。
その角質層の膜(角質膜と言います)があると、皮膚から水分が蒸発しにくくなり、肌の水分が保たれます。
そして、その角質膜の中でも大きな役割を担っているのが「皮脂」です。
皮脂が分泌されることで、角質層の上に「皮脂膜」というバリアが張られ、肌を正常な状態に保っているのです。
洗顔をしすぎると皮脂が過剰に分泌されテカリの原因に
皮脂が肌にとって「バリア」の役割をしていると説明しました。
普段は嫌われがちな顔の脂ですが、実は無くてはならないものなのです。
洗顔をしすぎると、大切な皮脂を必要以上に洗い流してしまうことになります。
すると、体はバリアが足りないと判断し、バリア機能を補おうとして、さらに皮脂を分泌しようとします。
風邪を引いたときに、ウイルスを殺そうとして熱が出るのと同じですね。
これが、テカリの原因になってしまいます。
テカリ防止におすすめなのは1日2回の洗顔
では、テカリを防止するために最適な洗顔回数は何回なのか。
それは、「1日2回、朝と晩の洗顔」です。
朝の洗顔は、「寝ている間に分泌された皮脂や汚れを落とすため」。
夜の洗顔は、「日中に溜まった皮脂、汚れを落とすため」に行います。
基本的に、これ以外のタイミングで洗顔をする必要はありません。
肌を守るために必要な皮脂も落としてしまいますから。
テカリを防止|洗顔の注意点
洗顔をする際には、「水だけで洗わない」、「洗顔料を使う」という2点に注意しましょう。
たまに、「皮脂は必要なものだから、洗顔料を使う必要はない」という意見を耳にします。
しかし、顔の表皮には脂だけでなく、ホコリや汚れも溜まるもの。
それを水だけで落とすのには、限界があるんですよね。
なので、しっかり洗顔料を使い、洗ってあげましょう。
まとめとおさらい
洗顔のし過ぎが良くない理由と、テカリを防止するおすすめの洗顔回数についてまとめました。
顔のテカリは確かに気になりますが、洗顔のし過ぎはNG。
必要な皮脂が洗い流されてしまい、さらにテカってしまう原因になります。
テカリを防止するのに効果的な洗顔回数は、「1日2回」です。適切な洗顔で、肌を健全な状態に保ちましょう。