近年、様々な医療が発展発達し、患者側の治療方法の選択も生活環境等によって様々に増えています。

 

その根本の哲学のひとつに「オステオパシー」があります。

 

日本ではまだ馴染みのない言葉ですが、1874年にアメリカのアンドリュー・テーラー・スティル博士により発表され、アメリカでは年間5千万人もの人がその治療を受けるほどメジャーで歴史のある医療哲学のひとつです。

 

オステオパシーとは、オステオ(osteo=骨)とパシー(pathy=病気、治療)を組み合わせた造語で、自然治癒力を活かして身体が本来持っている機能性を取り戻し、健康に導く医学を言います。

 

 

オステオパシーに欠かせない4つの原則

オステオパシーの哲学には4つの原則が存在します。

身体はユニットである。
機能と構造は互い相互に関連する。
身体は自己調節するメカニズムを備えている。
オステオパシーの合理的な治療には以上3つの原則に基づいて行われる。

(引用元:https://satoru-osteopathy.com/

一般的な「治療」「手術」とは違い、人体をひとつのユニットとして考え、筋肉の緊張や骨格の歪みを改善することにより、血液やリンパ、筋肉の動きを疎外する原因を除去、自然治癒力を発揮しやすい状態を目指していきます。

 

 

オステオパシーで重要な6つの項目

オステオパシーの医学が目指す健康のためには6つの重要項目があります

 

 

食事

食品加工の技術進歩、添加物の使用等により、食べ物は「旬」が関係なく、一年中どこの産地のものも食べられるようになりました。

 

しかしそれと同時に、消化器系や自律神経の調和が崩れ、新たな病気が増える要因となっています。

 

オステオパシーは、その不調和を整える一助となると考えられます。

 

 

運動

現代人の運動不足が取り沙汰されていますが、運動にもやりすぎによる弊害があり、その弊害を予防するためには、自らの身体との調和を大切にする必要があります。

 

オステオパシーでは、筋骨格系に対して様々なテクニックでスポーツライフにおける障害の治療や予防に有効に機能するものと考えられています。

 

 

睡眠

人間には、大自然と調和する機能、すなわち体内時計が備わっています。

 

これは、自律神経やホルモンのバランスが大きく関わります。

 

これが崩れると、不眠などの症状として現れます。

 

オステオパシーでは、神経系・ホルモンに適度な刺激を与えて生活リズムを整えたり、不眠解消に効果を発揮します。

 

 

感情と身体

ストレスが原因で体調を崩すというのはよくあることと思います。

 

人の感情は、ホルモンバランス、自律神経、免疫にまで影響を及ぼし、それが体調不良等の症状として身体に現れるのです。

 

社会の中で発生する共存と摩擦に上手に対応できる良好な状態を保つために、オステオパシーの哲学は効果的です。

 

・骨格構造
脊柱の彎曲が崩れると、のちに脊柱そのものが変形し、内臓への圧迫に繋がってしまいます。オステオパシーのすべてのテクニックは、脊柱の彎曲を改善し、正しい姿勢を維持することを助けてくれます。

 

 

環境

現代の便利で快適な生活と引き換えに、私たち人間がつくり出した化学物質や好ましくない環境により病気が引き起こされるケースがあります。

 

オステオパシーは、人々の健康に寄与するだけではなく、人間として自然界の秩序を守る努力をしていく医療哲学です。

 

 

まとめ

自然治癒力を活かし、手技治療をメインに行われるオステオパシーですが、日本ではまだまだ知名度が低いのが現状です。

 

日本ではオステオパシーの主要3団体(全日本オステオパシー協会・日本オステオパシー学会・関西オステオパシー協会)が、オステオパシーの正しい普及と交流のために働いています。