「夢うつつの世界の扉を開けてみませんか?」というキャッチフレーズを持つのは写真家の木舞春水さんのネットショップです。
木舞春水さんの作品は、日常のスナップや風景写真にもかかわらず、どこかその世界は幻想的で神秘的な要素を持っています。
モノクロ写真でありながら、想像力を掻き立てるその写真はまるで、小説を読むような味わいなんです。
風景や、人物、植物など、木舞春水のモチーフはさまざまだが、すべての共通点は、見た人それぞれにいろんな景色を見せてくれる『追体験』。
それを可能にしたのが、作品に使用している見る角度や光によってゴールドに輝いてみえるという紙だそうです。
その紙を使用することにより、木舞春水は作品を見る人に「見る」で終わらない、その先にある「追体験」をみせるということを成功しています。
色が変わるというのは単純なようでもっと直接的に心の中への揺らめきがおこる。見ているのに、見ていない。
というような不思議な作品たちとなっています。
モチーフもそれぞれで、不思議な光の線の入った海の写真『彼方より、きみへ』や、映画のワンシーンのような写真『きみへの、モノローグ』、メタリックでスタイリッシュな椅子に座った女性のシルエット『utakata 』、ほっこりした植物と水滴のモチーフな『ひかりのしずく』シリーズなどがあります。
そして、何個かの作品は入賞して雑誌に載ったものや、写真家の賞などにも入賞しているようです。
自分の中でピンとくる作品に出逢ったら、部屋で毎日、どんなふうに見えるのか是非確かめてしてほしいです。
毎日、どんなふうに見えるのかを。